食べ物もある。雨風をしのぐ家もある。
わくわく・わいわい楽しんだとき、
「幸せのお福分け」をいっしょにしてみない?

日本の、そして世界のどこかの、
命をつなげる困難に直面する人たちへ。

つながるくらしが心をつなぐ。

「お福分け運動」とは

「責任」と「お金」について考えてみる


善意を施すと、善意が返ってくる。
良いことにお金を使えば、お金は巡り巡って戻ってくる。

そう信じてます。
そう実感してます。

お金さん達はきっと人が喜ぶことに使われたいから、
また戻ってきてくれるのだと思うのです。

ルイ・マル監督の映画「さよなら子供達」に出てくる神父様が、「恵まれている立場にある者は、より大きい責任を持っている」「無関心は罪である」とパリで裕福な生活をする人々に説く場面がありました。第二次世界大戦中のフランスで、ユダヤ人の子供を自らの学校に生徒として匿ったこの神父様は捕まり、二度と帰ってくることはありませんでしたが、この映画はルイ・マル監督の実体験が基になっているそうです。

原発問題を始め財政破綻、少子高齢化、格差社会、と数え上げればきりが無い程問題を抱えている私たちの国ではありますが、立ち止まって地球全体をみまわしてみれば、これほど恵まれている国はそうない、とはっきり言えます。地球的な視点にたったら、私達ってセレブなんでしょう。

地球では毎日2万人が餓死しています。世界人口の三分の一が飢餓状態です。

残念ながらお金にものを言わせて美味しいものを世界中から買いあさり、廃棄しているのもこの日本なのです。

欲張りの様ですが、私たちは「責任を負う」ことも、「関心を寄せる」ことも、「楽しむこと」も全て同時に行えると思います。

逆に、喜びを仲間と分かち合いながら、苦境にある人々に心を寄せることで、くらしの充実度をさらに大きくすることができると信じてます。
いつか、人間という生き物は『自分だけ良ければいい』環境で生きていける動物ではない、と聞いたことがあります。

そこがつながるくらしの「お福分け運動」の原点です。

つながるくらしの「お福分け運動」は二つの柱からなっています


一つは「つながるくらし fund-raising workshop」が企画するランチ会、お茶会、講座です。参加費の一部をチャリティーへ寄付するという試みを通し、参加者とチャリティー運営者、被支援者をつなぎ、発信していきます。

もう一つは貴方がつくる「お福分け運動」です。

どんな機会でも良いです。女子会、飲み会、BBQ。 気の置けない仲間がわいわい集まって、会費を集めるようなチャンスがあれば、勇気を出して声をかけてみるのです。

「今年もあとわずかですね。
忘年会開催のお知らせです。
今回はつながるくらしの『お福分け運動』に皆で参加してみませんか?
賛同頂けました皆さんからは会費プラスお一人さま500円を頂き、
国境なき医師団経由で困窮を極めているシリアの人々の支援に充てたいと思います。」


そうです、あなたが運動の企画者となるのです。

開催時には、国境なき医師団の活動状況、寄付手続きの詳細について理解しておくことが参加者の同意、理解や関心を頂く上で大切だと思いますが、多くの方がみじかな場所でまわりの人々を動かす貴方の姿勢に興味を持って下さることと思います。

つなげつづける、ということ


そこでさらに声をかけてみて下さい。

「『お福分け運動』は誰にでもできるんです。そんなに興味を持って下さったのなら、課長、次回のゴルフコンペでもできますよ。詳細メールしますから」と。

仲間を増やして下さい。沢山の人を巻き込めば金額も大きくなり、責任も増えますが、手伝ってくれる人も増えるものです。

一言で言えば、善意のねずみ講、でしょうか。もちろん貴方の取り分はゼロですが、やり遂げた充実感を心に貯金してください。そしてFacebookでどうぞ活動をシェアしてください。https://www.facebook.com/Tsunagarukurashi

「幸せのお福分け」はもっとできる


ちなみに先進国の中でも日本は特に個人の寄付金額が少ない、と言われています。東日本大震災の支援を目的に、2011年は一世帯あたりの平均寄付金額は6000円だったのが、すでに2012年には平年並みの2500円程度に戻っています。

「日本に寄付の文化が無い訳ではありません。殆どの人は毎年何らかの寄付を一度はしているそうです。しかし、その実態はというとコンビニの募金箱など、何かのついでに寄付をするのが圧倒的。積極・能動的に寄付をする人は少ない」と立教大学21世紀社会デザイン研究家の坂本文武特任准教授は日経新聞のインタビューで語っています。

上の記事に絡めれば、「お福分け運動」は寄付を積極的・能動的にする活動です。しかし寄付活動のみをするわけではないのです。仲間が集い、楽しむ時、それが可能であるその場にいることへの感謝を貨幣に換算して天に貯金する、という活動なのです。

ちなみに米国の寄付者一人あたりの平均金額は年間約18万円。日本は約1万4000円。米国では寄付金が幅広く税控除対象になる、という社会環境や宗教も大きく作用していると思いますが、2012年の税制改正で、日本の寄付金控除制度も世界水準になりました。

みなさまの温かいご協力を心より願ってやみません。

砂田真理子拝

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